2日目 その8
【菁寮老街】にぎやかな「花嫁行列」
アイス屋さんでゆっくりしていたら、賑やかな音がするので通りに出てみると!!
団体さんが「花嫁行列」の体験をしていました。

平日なので、ギャラリーが少ないのはちょっとかわいそうだったかなぁ…。
でも花嫁&花婿になりきって手を振ったり、とても楽しそうでしたよ。


わ~
みんな子供みたいにはしゃいで楽しそう♪
おばちゃん達、ゲラゲラ笑ってる

ほんとだね~

あ~面白かった

そいえば、向かいの家のおじさんは日本語が話せるよ
行ってみてごらんよ

えっ!!! そうなんですか?
それじゃ、行ってみます!!
アイスおいしかったです♪
ごちそうさまでした~謝謝
スポンサーリンク
【菁寮老街】チャーミングな崑濱おじさん

おじさーん!!
こんにちわ~
電動カートに乗り込もうとしていたところ、ぴー助の呼びかけに気付いて笑顔で振り向いてくれました。

出かけようとされていたのに、ごめんなさい
そこのアイス屋の老闆から、日本語が話せると聞いたので声をかけました

いいよ、いいよ
さぁ、中に入りなさい
お話しましょう

momo達を、笑顔で快く招き入れてくれたのは『黃崑濱(huáng kūn bīn)』おじさん。
2005年に公開された、農村の生活や生き方を取材したドキュメンタリー映画 「無米樂(台湾語:ボービーロー)」 の登場人物のひとりです。
「無米樂」は「米が無くても(収穫できなくても)楽しく暮らせるさ」というポジティブな言葉。
昭和4年(1929年)生まれで、お会いした当時90歳。
日本統治時代に、10年間日本語教育を受けたそうで、とてもきれいな日本語を話されます。

昔、この辺りは水害がひどくてね
1期目は「サトウキビ」
2期は、タイミングが良ければ「米」
3期は「葉野菜」を作っていたよ。
だけど、日本がダムを建設したおかげで、2期作で米が作れるようになったんだよ。

そうだったんですねぇ
菁寮についての簡単な歴史&紹介は、こちらの記事をどうぞ


ところで、日本のどこから来たの?

九州の◯◯です

そうかい
小学校の頃、九州の先生が何人かいてね
鹿児島の先生は、方言がひどくて何を言ってるか全然分からなかったよ!! ハハハッ

ハハハッ
それは、困りましたね~

そうよ~
それから熊本の先生は、とても毛深い先生で
顔も体も毛が濃いから皆「熊先生」と、呼んでいたよ!!
ハハハッ

ハハハッ
そうなんですねぇ~

先生は分からない言葉は、丁寧に教えてくれたよ。
例えば、昔はクラスに靴下を履いた生徒は2人位しかいなくてね。
それは、お金持ちの子だ。
だから「靴下」を知らない子もいた。
そしたら先生が自分の靴下を脱いで「これが、靴下だよ!」って。
でも、その先生の靴下がとても臭かった~!!(;゚∀゚)
ハハハッ

フフフッ(*´艸`*)
楽しい思い出ですねぇ~

先生は日本語を沢山教えてくれたけど「それじゃ、これは台湾語では何というのか?」と、よく生徒に質問していたよ。
そうすると生徒が「台湾語ではこう言います」と言って、お互い日本語と台湾語を教え合って楽しかった。
戦争が激しくなると、日本人の先生たちはみんな日本に帰ってしまって寂しかったよ。
その後は、中国が入ってきて北京語以外の言葉で話すことが禁止されたから、台湾語を話したら、叩かれたり罰金があったり大変だった…
日本統治時代は、台湾語で話しても怒られることはなかったから良かったよ。
崑濱おじさんは、他にもたくさん楽しい思い出話を聞かせてくれました。
まだまだお話したいなぁ~と思いましたが…
おばさんが帰ってきて「お昼ご飯にするよ」と声がかかったのと、momo達も約束の時間があったので、失礼することにしました。

沢山お話できて楽しかったです!!

私も楽しかった
また、いつでもいらっしゃい

はい!! また来ます!!
お元気で!! さようなら~
崑濱おじさん、笑顔で見送ってくれました。

スポンサーリンク
【菁寮老街】美人で明るい老闆娘
さて、オーダーしていたバックを受け取りに『茄芷阿嬤工作坊』へ。

你好
受け取りに来ました~

いいのができてるわよ~
どう?

とっても素敵です♪
ありがとうございます。


三角ポーチと、ヌガーはあげるわ
ポーチは重たい物を入れると、形が崩れるから充電コードとか入れるのにいいわよ
ヌガーは、母が作ったの!!


え~いいんですか!?
うれしい~♪
手作りのヌガー!! すごい!!
ありがとうございます。

それじゃ、早速
いただいたヌガーを、ポーチに入れちゃおう♪


あらっ♪
それ最高にいいじゃない♪

「菁寮」初めて来たけど、いいところですね

昔は、嘉義と台南の物流中間地点で賑わってたけどね。
交通が整備されたら、どんどん人が減っていったのよ。
でも、映画のおかげでまた観光客が来るようになって良かったわ
週末は賑やかだから、またゆっくり遊びにおいで

は~い
列車の時刻が近づいてきたので、駅に向かおうと思います。
菁寮に着いた時にもらったタクシー運転手のお兄さんに名刺の番号に電話して、お店まで迎えに来てもらいました。

またね~ バイバ~イ

謝謝~ バイバ~イ
【菁寮老街 / まとめ】何度でも訪れたい場所
『菁寮』は、小さな田舎町ですがmomoにとって、幼い頃に過ごした風景に似ていて街も人も最高の場所でした。

古い町並みや、田園風景
ゆっくりとした時間が流れ、穏やかな人たちとのおしゃべり
心がリラックスして、なんだかホッとできる場所だったわ

確かにそうだね
行ってよかったね
次々と現代風にアレンジした作品を生み出す工房

タイムスリップしたかのような町並み

地元を盛り上げるために奔走する若者

地元の人がひっきりなしの繁盛店

1934年創業の古早味(gǔ zǎo wèi/台湾伝統的)アイス


次は菁寮で、もっとゆっくり過ごしたいし
今回、行けなかった場所もたくさんあるから
次は絶対!! お泊りよ!!
みんな元気かなぁ?
会いたいわ!!

O.K!!
『菁寮』へは嘉義から、普通列車で約15分
台南から、普通列車で約1時間で行くことができます。

日帰りでも楽しめるので、少し足を伸ばしてみてはいかがですか?
とってもおすすめの場所ですよ♪
つづく
アクセスData
『菁寮』への行き方
★最寄り駅の台鉄「後壁」駅まで
・嘉義から、普通列車 約15分
・台南から、普通列車 約1時間
★「後壁」駅から→菁寮老街へは
・タクシー 約10分
・バス 黄6・黄6-1
※詳しくは、こちらの記事をどうぞ
