予定していたお昼ごはん屋さんが、まさかのお休みだったので…
さて、どうしよう…

この先は何も無さそうだし…
とりあえず、老街に戻ろうよ
そして、さっき出会ったお兄ちゃんのお店に行ってみよう♪



そうだね! O.K!!
【菁寮囝仔】笠帽子のお兄さんとの出会い


実は老街を散策する前…
バッグやさん【茄芷阿嬤工作坊】の、お隣にあるビジターセンターの庭に
「プルメリア」や


オクラの花に似た黄色い花「オオハマボウ」が、咲いていて


とてもきれいだったので、夢中で写真を撮っていました。
すると、なんとなく背後に気配を感じて…振り向くと!!
そこには、笠帽子をかぶった男の人が!! ( ゚д゚)ハッ!



わわわっ!!!
びっくりしたぁ!!
ニコニコ笑顔で優しい雰囲気のお兄さんが、手に小さなタッパーを持って、立っていました。



驚かせてごめんなさい
試食どうぞ


容器の中には、試食用に小さく割ったおせんべいのような物が入っていました。
1つ食べてみると…



うん♪ おいしい
ぴー助も食べてみたら



うん
確かにおいしいね♪



交差点を右折した所にお店があるので、よかったら来てください
ここのお米で作っているんです



そうなんだ! O.K
それじゃ、後で行くね
と、まぁこんな出会いがあったんです。



お年寄りしか見かけない田舎で、若者がお店を出して頑張っているなら応援したいわ!!
【菁寮囝仔】地元の素材で作った手作りお菓子
言われたとおり交差点を右折すると、すぐお店が見えました。


「菁寮囝仔(ツゥェリィァォギィナー)」=台湾語で「菁寮のこども」
ガレージのような小さなお店。
店先には、素朴なお菓子がならびます。



どれも日本人に馴染みのあるお菓子ね




おせんべいはお店で焼いていて、いい匂いがしていました。
毎日手作りしているそうです。



おせんべいの他にも、いろんなお菓子があるのね
こういうお菓子大好きよ



来てくれてありがとう
色々種類があるから、試食してください!!


笑顔で迎えてくれました。



Tシャツのキャラクターは、お兄さん(自分)なんですって
かわいい
どのお菓子も甘すぎず、素材をいかした素朴な味。
お兄さんは、熱心に商品について一つ一つ説明してくれました。
そしてサービス精神も旺盛で、次から次に試食を勧めてくれます。





どれもおいしいでしょ~
菁寮で収穫された米やハトムギ、雲林のピーナッツで作っていて、防腐剤も使ってないし無添加です
卵や牛乳も使っていませんよ(素食)



うん♪ おいしい
へーそうなんだぁ
地元の物を使っていて、添加物も入っていないなら安心だね





うちの煎餅は固くないから、子供からお年寄りまで食べられるよ


ずっとニコニコしながら、丁寧に応対してくれました。
結局、全種類試食してお腹パンパン
どれも、おいしかったですよ。
【菁寮囝仔】素朴でやさしい味わい
お兄さんの誠実さに、全種類買いたいという気持ちはやまやまでしたが…
まだ旅が始まったばかりだったので、今回は少しだけ応援させてもらいました。


糙米煎餅(cāo mǐ jiān bǐng)
原味(プレーン)と、芝麻(ゴマ)を購入しました。


お米のほんのりした甘さと、サクサクと軽い食感のおせんべい
卵や牛乳は、加えていません。



歯が悪いmomoのおばあちゃんにもお土産にしたけど
喜んでもらえて良かったわ♪


花生脆糖(huā shēng cuì táng)
紅薏仁米香(hóng yì rén mǐ xiāng)
ピーナッツ飴と、ポン菓子





ピーナッツ飴は、皮付きピーナッツに飴が絡めてあって
ポリポリ♪カリカリ♪ 止まらなくなるおいしさ!!
【菁寮囝仔】まとめ





田舎で若者が頑張っている姿が気になって
「菁寮囝仔」について少し調べてみたわ
お兄さんは老闆(店主)の、殷維志(yīn wéi zhì)さん
彼のモットーは”不想認輸 (bù xiǎng rèn shū/負けないぞ!!)”
大学を卒業後10年台湾中部や南部で働いてきましたが、給料は少なく大変だったとか…
2005年、菁寮の農村の生活や生き方を取材したドキュメンタリー映画
「無米樂(台湾語:ボービーロー)」が公開されると、菁寮には多くの観光客が訪れるようになります。
そこで、ビジネスチャンスを見い出し地元菁寮に戻ってお店をオープン。
実際、田舎での事業は簡単なことではありませんが ” 負けないぞ!! ”と前向きで積極的な精神で、お客さんがお店に来るのをただ待つのではなく通りに出て自ら観光客に近づいて声をかけたり、試食して知ってもらうという努力を重ねました。
その結果、今では『菁寮囝仔の糙米煎』は、菁寮の有名なお土産の1つになったのだそうです。



努力したんだねぇ



優しい笑顔の裏には「負けないぞ!!」っていう
努力の積み重ねがあったんだね
その努力を、今も続けて観光客に声をかけているのも偉いね


「菁寮囝仔」の商品は全て手作り、添加物・保存料、不使用で安心。
素材の香りや味を生かした素朴なおいしさで、日本人に馴染みのあるお菓子です。



きっと、みんな好きだよ



そうね
年配の方から子供まで、好まれるお菓子ね



派手さはないけど、素朴で体に優しくて、おいしい♪
若者の地元愛とパワーが沢山つまった「菁寮囝仔」のお菓子おすすめです!!
つづく
お店Data
「菁寮囝仔」
台南市後壁區340號
電話:(06)662-1565
携帯電話:0912-008-372
営業時間:09:00~18:00
定休日:なし
アクセス:台鉄・後壁駅から
・タクシー 約10分
・バス 黄6・黄6-1
その他のアクセス方法は、こちらの記事を参考にしてください。

