時刻は、まだ午前10時
バッグの出来上がりまで時間があるので、ゆっくり老街散策しましょう♪

【菁寮老街】昔のたたずまいが多く残る老街

『菁寮(jīng liáo)』は、まるで時が止まったかのように、昔のたたずまいが多く残るところです。
阿公(おじいちゃん)・阿嬤(おばあちゃん)が、のんびりと暮らしている感じ。
日中は仕事や学校に行っているためか、若い人の姿は見かけませんでした。
車もほとんど通らず、静かな所です。

台湾の伝統的な建築様式「三合院 (中庭を中心に三方に棟が並ぶ建築形式)」や、
赤レンガの平屋建ての家が、多く残っています。


懐かしいなぁ
じいちゃんが生きてた頃に行ってた田舎は、こんな感じだったよ


軒先には、トウモロコシが干してあったり
お庭には、南国らしくバナナやパパイヤがなってるねぇ

【菁寮老街】風情ある素朴な街並み

「菁寮」は、福建省同安県一帯からの移民たちが土地を開墾し、農業を始めたのが始まりだそう。
その後、宿場町として栄えた「菁寮老街(jīng liáo lǎo jiē)」は、
別名『嫁妝老街(jià zhuāng lǎo jiē/嫁入り道具通り)』と呼ばれました。
商店街であるこの通りには、飲食店・宿・服飾店・時計店・薬屋・家具店・理髪店・自転車店などが建ち並び
布団や日用品など、ほとんどの嫁入り道具をこの通りで調達することができたからです。

当時は、とても賑やかだったみたい!!
風情ある街並みを、のんびり散策しよう♪
《老茶室》

お酒を提供するお店。
女性が横について、男性客を接待するお店だったそう。
《金德興藥鋪 (阮家古厝)》

漢方の薬局だった建物。
歴史は古く、清の第6代皇帝・高宗(乾隆帝)の治世中
乾隆年間(1734~1795年)に建てられたといわれ、建物の歴史は約250年。
伝統的な町家建築(町人の住む店舗併設の都市型住宅)で、釘は1本も使われていません。
国家三級古跡に指定されている、貴重な建物です。
今でも阮さんが住んでいて、入り口が開いていたら見学できるそうです。

momo達が訪ねたときは、お留守だったのよねぇ
中を見てみたかったなぁ


左右で扉の飾り彫りのデザインが違うのも素敵
また、映画やドラマの撮影としても、貸し出していて
最近では、2019年に放送された「俗女養成記」でも登場し、話題のスポットになっています。
住所:台南市後壁区墨林里191號
参観時間:9:00~11:00・14:00~17:00(家主不在時は屋内参観不可)
《幸福食堂》

《稻稻來》

「稻稻來(dào dào lái)」という店名は、台湾語の「ダァダァワーライ」の当て字。
意味は「慢慢來(màn màn lái)」=「ゆっくりいこうね」
昔は、荘さんという村長さんのお宅だったところ。
現在は休日のみの営業で、米粉100%のパンや軽食を提供しています。
住所:台南市後壁区墨林里191號
営業時間:土曜・日曜・祝日 9:00~16:00
《荷蘭古井》

オランダ井戸
オランダの統治時代から現在まで300年以上、使い続けられている井戸です。
井戸の道向かいには、昔の嫁入り道具を沢山積んだ荷車がありました。



たくさんの嫁入り道具を牛車にのせてお嫁入りなんて
派手で賑やかだったかもね
住所:台南市後壁区菁寮里菁寮129號
《瑞榮鐘錶店》

1934年創業の時計屋さん。
年代物の時計が沢山あります。


わぁー♪
子供の頃、おじいちゃん家にあったような
振子時計がたくさんあって懐かしい~

そうだね~


ちゃんとお手入れしてるから、現役で動いてるし
当たり前だけど、どの時計も時間が合ってるのが凄い!!
住所:台南市後壁区墨林里207號
《小時候柑仔店》

昔なつかしい駄菓子屋さん


飴ちゃんとか、ゼリーもある~♪
あっ!!これ!!
ストローの先に、ボンド?セメダイン?みたいなのをつけて吹くと風船出来るやつ!!
懐かしい~

懐かしくて、童心にかえっちゃうね

住所:台南市後壁区墨林里207號
《信盈商行》

昔ながらの市場
午前中からおじいちゃん達が酒盛りして、楽しそうでした。
住所:台南市後壁區南85鄉道43號
営業時間:07:30~20:30
《富貴食堂》

「割稻飯(gē dào fàn)」がいただけるお店。
ご飯の上に、肉や野菜などのおかずがのった丼ぶりご飯。
別名「稲刈り飯」ともいいます。
昔、稲の収穫時期には農家どおし助け合って稲刈りをしていました。
手伝ってもらった農家はお礼に、家で作った熱々のご飯を田んぼに運んで、みんなに振舞いました。
大きなお椀にご飯をたっぷりよそい、おかずを上にのせて食べたのが由来です。
散策したあと、お昼はこちらのお店で「割稻飯」を食べる予定にしていました。
お腹空いたなぁ~と思いながら老街から、少し離れたお店に着くと
momo達より先に、車でやってきた台湾人の年配のご夫婦がお店の前にいて
奥さんが、お店の人に電話をかけていました。
すると、まさかの臨時休業ですって

えーーーっ!!
ショック…
奥さんちょっとイライラしながら車に乗り込んで、走り去って行きました。

あのご夫婦もきっと「割稻飯」を食べるの楽しみにして来たんだろうね
臨時休業は、よくあることだ…
しょうがない

そうだねぇ
写真で見たら、とてもおいしそうだったもん!!
momoも、ちゃんと休みを確認したのに!!
まさか、休みなんて!!
あーーー残念…
食べたかったなぁ(ToT)

住所:台南市後壁區菁寮里7-2號
営業時間:11:00~14:00
定休日:月曜日
電話:(06)687-4505
【菁寮老街】まとめ

歴史ある古い街並みと建物が残る「菁寮老街」は、ゆったりとした時間が流れていて
小さな小道をワクワクしながら歩いたり、街並みを眺めながらゆっくり散策するのに最適なところです。
平日で観光客がほとんどいなかったので、地元の人の日常の暮らしを感じることができました。


道端で売ってたピーナッツもおいしかったね

そうだね
大粒でおいしかったな
だだ1つ残念だったのは、週末や祝日しか営業していないお店や
たまたま訪れた日に休みだったり、改装中だったりしたお店もあったので
次回は週末、観光客で賑やかな「菁寮老街」を訪れてみたいなぁと思いました。

momoは菁寮の、のんびりした雰囲気が気に入ったから
次は、お泊りしてみたいわ
「菁寮老街」へのアクセス
「菁寮老街」までの詳しい行き方は、こちらの記事からどうぞ

つづく