レンタルバイクにガソリンを補充して、準備O.K!!

高雄に来たら、是非訪れたい『旗津(qí jīn)』に向かいまーす
【旗津】旗津半島ってどんな場所?
どんな島?
『旗津(qí jīn)』は「高雄」の西方に位置し、長さ=約11.3km・平均幅=約200mほどの細長い島。


もともとは、南側が本島と陸続きでしたが航路のため切り離され独立した島になりました。
そのため「旗津半島」「旗津島」と、呼ばれています。
小さな島ですが、屋台や 海鮮料理屋さん・ビーチ・灯台・砲台跡など見どころが沢山で、高雄の代表的観光エリアです。
島名の由来
『旗津』は、かつて集落が「旗山の後ろに位置していた」ことから「旗後(qí hòu)」と呼ばれていました。
日本統治時代の1925年、台湾総督府は「旗鼓堂皇,津粱永固」にちなんで『旗津(qí jīn)』と改名します。
「旗鼓堂皇,津粱永固」とは、どんな意味なのか知りたくて調べましたが難しくて…。
自分なりに解釈すると…
「旗鼓堂皇」 =軍隊のように堂々として威厳がある
「津粱永固」=永遠に架け橋 となる
と言った感じの意味かなぁ…。(間違っていたらごめんなさい)
島の歴史



高雄は台湾を代表する港町だけど『旗津』は、高雄港発祥の地でもあるんだよ。
明末清初(1600年~)より多数の中国船が入港し、漁港として機能する。
1860年イギリスと北京条約締結後、正式に開港。
漁港から、商港(貿易港)として機能を転換。



1897年(明治30年)には、高雄で最初の学校「打狗公學校 (現 : 旗津國小)」が設立 されたんですって。
高雄は昔「打狗(dǎ gǒu)」と呼ばれていました。
それは、高雄の先住民「馬卡道族(マカタオ族) 」が、この地域を「Táⁿ-káu/ダーガオ」と呼んでいたことに由来します。
「Táⁿ-káu」とは「馬卡道族(マカタオ族) 」の言葉で、竹林の意味。
移民として来た漢人が、音の似ている漢字「打狗(dǎ gǒu)」の文字を当てました。
その後、日本統治時代になると「犬を叩く」と書く「打狗」は、この地にふさわしくないのでは?と、言うことに。
そこで…
・同じ発音で
・日本の名所でもあり
・「高く雄々しく飛翔する」という意味を込めて
1920年「高雄(タカオ)」と、改名しました。
※日本統治時代=1895年4月17日~1945年10月25日
【旗津】 陸路での行き方
バスで行く
・所要時間 約30~40分
・運賃 24元(約95円)
現金のほか、ICカード「一卡通・悠遊卡」での支払い可
※運賃等は、2021年時点のものです。
変更の可能性もあるので、利用の際はご確認ください。
バスは高雄空港寄りのバス停から乗車して、 旗津島の南端からメイン通りへと北上していきます。



過港隧道(海底トンネル)を通って島へ行くのよ!



MRTと、バスを使って島へ行く方法を、分かりやすいルートで説明します。
MRTレッドライン(紅線)の「前鎮高中站」または「草衙站」を利用した場合。
それぞれ、地下鉄駅のすぐ近くにバス停があります。(1分程の距離)
・前鎮高中站 =「捷運前鎮高中站」バス停
・草衙站=「明正國小(捷運草衙站)」バス停
どちらのバス停からも、高雄市公車(高雄市バス)『紅9 A』に乗車。
「旗津市場」バス停で降車します。
バス停から、旗津のメインストリートまでは、徒歩約2分です。
※帰りは、旗津フェリーターミナル「旗津渡輪站」バス停が始発です。
詳しいルート・時刻表は、下記のサイトを参考にしてください
【旗津】 海路での行き方
フェリー乗り場は?
「旗津」行きのフェリー乗り場は、2箇所あります。
・鼓山輪渡站 ⇒毎日運行 (05:00~深夜02:00)
・棧貳庫KW2⇒金~日の週末のみ
(金曜:10:00~21:00/土日:10:00~22:00)



ここでは地元の人、観光客の足として昔からある
『鼓山輪渡站』乗り場をご紹介します。
フェリー乗り場への行き方


MRTオレンジライン(橘線)は「西子灣站」
LR(ライトレール)は「哈瑪星站」が、 フェリー乗り場の最寄り駅となります。
フェリー乗り場までの移動手段は、徒歩・バス・タクシーがあります。



「徒歩・バス・タクシー」それぞれの移動方法を案内します。
MRT・LR駅⇒フェリー乗り場までは、徒歩約10~15分
出口付近の頭上に「鼓山輪渡站」と書かれた標識の案内に従って、駅の出口を左折する。
「鼓山一路」を進みます。
住宅や商店が立ち並ぶ通りを5分ぐらい歩くと、T字路に出ます。
突き当たりを「濱海一路」へ右折 し、そのまま直進。
『鼓山輪渡站』 到着
建物の右側に「乗客入口」があります!
駅⇒バスを利用すれば、歩く距離が短くてすみます。
・「捷運西子灣站」バス停から『219A・219B』バスに乗車
⇒「鼓山輪渡站」バス停で降車
・「哈瑪星旅運接駁中心(輕軌哈瑪星站)」バス停から『99・99區間・橘1B』バスに乗車
⇒「哨船頭」バス停で降車⇒橋を渡って対岸のフェリー乗り場へ
駅⇒タクシーは約3~5分
運転手さんに「鼓山輪渡站」と、行き先を書いたメモを見せればO.K
中国語で伝えるなら



我要去鼓山輪渡站(wǒ yào qù gǔ shān lún dù zhàn)
フェリーに乗ろう


・所要時間 約10~15分
・運行時間 05:00~02:00(深夜)
・運行間隔 15分間隔 (※早朝・深夜=30分間隔)
・ 運賃 ICカード「一卡通・悠遊卡」利用で運賃割引になります
チケットの種類 | 現金 | ICカード |
---|---|---|
全票 (大人) | 30元 | 20元 |
學生票 (学生) | 25元 | 15元 |
優待票 (子供・65歳以上・障害者) | 15元 | 12元 |
自行車 (自転車) | 10元 | 10元 |
1人+機車 (バイク) | 60元 | 45元 |
2人+機車 (バイク) | 90元 | 65元 |
※運賃等は、2021年時点のものです。
変更の可能性もあるので、利用の際はご確認ください。
徒歩・バイク、それぞれの乗船方法をご紹介します。
乗船方法は簡単で、行きも帰りも同じです。



徒歩での「鼓山⇔旗津航線」 乗船方法を説明します
入り口には、以下の表記があるので 「一般民眾」と書かれた側の入り口から入りましょう。
「旗津居民」= 旗津住人用
「一般民眾」= 島民外・旅行者
『現金』の場合、ボックスに料金を入れます。
係の人が不在の場合、お釣りが出ないので小銭を準備しておきましょう。
『ICカード』悠遊卡(Easy Card)・一卡通(iPass)を持っている場合は、機械にピッとタッチすればOK。



ICカードなら、割引運賃で乗船できるからお得よ♪
1階は、バイク・自転車専用。
2階にエアコンの効いている室内席と、海風を感じられるデッキ席があります。
5~10分で到着。
「行人」と書かれた通路から外に出ましょう。
※帰りも同じ手順で乗船します。



バイク・自転車での「鼓山⇔旗津航線」乗船方法を説明します。
momo達も、この方法を利用しました。


「一般遊客車道」 を走行します。
「旗津居民車道」= 旗津住人用
「一般遊客車道」=島民外・旅行者


『ICカード』悠遊卡(Easy Card)・一卡通(iPass)を、機械にピッとタッチすればOK。
タッチ機は3種類あるので、自分の条件にあった機械にタッチします。
- 後座乘客・客人 (後部座席の人)
- 騎士+機車 (運転手+バイク)
- 騎士+自行車 (運転手+自転車)



momo達はタンデムだから「1と2」の機械にタッチ
ICカードなら、割引運賃で乗船できてお得です!


バイクと自転車利用の人は、1階に乗ります。
特に係の人が駐車場所を指示するわけではないので、状況に合わせて好きな場所に停めましょう。





つり革があるなんて面白いでしょ♪
2階の客席に移動してもO.Kですが乗船時間が短いので、ほとんど皆バイクに乗ったままです。
1階にも、少しだけ席があります。
5~10分で到着。
「機車」と書かれた通路から外に出ましょう。
※帰りも同じ手順で乗船します。


【旗津】グルメ&観光を満喫しよう
旗津は美味しいもので溢れてる!!


フェリーを降りてまっすぐ通りを進むと、メインストリートの「旗津老街」
海鮮街と言われるほど、海鮮料理を提供するレストランや屋台が多く軒を連ねています。
生け簀や、店先に並べられた魚をその場で好みの調理法で調理してくれるレストランも沢山あります。


店先の魚を見ながらの注文はちょっと…
ハードル高くて難しそう…
と、思われるかもしれませんが心配いりません。
お店の方は簡単な英語や日本語がO.Kだったり、写真付きメニュー表があったり、値段表記されているので安心です。
主な調理法は、以下の通り。
・焼く =烤 (kǎo)
・スープ =湯 (tāng)
・蒸す =蒸 (zhēng)
・炒める =炒 (chǎo)
・煮る(茹でる)=煮 (zhǔ)
食材を指差して、メモした調理方法を店員さんに見せればO.Kです。



お刺身が食べたいときは「さしみ」で、通じるわよ



もし、値段が分からなかったら
「いくらですか?」=「多少錢(duō shǎo qián)」
と、尋ねるといいよ。
値段は観光地ということもあって、とても安いという印象ではありませんが、新鮮な食材をその場で調理してもらえるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
海鮮の他にも、台湾南部でポピュラーなカットトマト「蕃茄切盤」


さつま揚げのようなサクッと食べ歩きできるもなど、色々あります。





揚げたてで、ふわふわなんだけど
すり身には、クワイも入っていてシャキシャキ。
そして、中にはゆで卵が入っていておいしかった~。
レンタサイクルで観光しよう
細長い島のあちこちに観光スポットが点在している「旗津」
「旗津」はサイクリングロードが整備されているので、日差しが強い日や、体力のない方、効率よく回りたい方にはレンタサイクルがおすすめ。
お店は、フェリーターミナルの周辺にあります。
料金は、お店によっても多少違いますがそんなに差はありません。
レンタルの際、身分証が必要なのでパスポートを忘れずに!
種類 | 料金 |
---|---|
普通の自転車 | 100~150元 (1日) |
モーター&屋根付き四輪自転車 | 200元~(1時間) |
モーター&屋根付き四輪自転車なら、漕ぐ必要がないので楽ちんです。


人気観光スポットへ
「旗津」には、観光スポットが沢山あります。
その中から、おすすめをご紹介します
観光スポット | |
---|---|
旗后燈塔 | 1883年建設。1918年、八角形の灯台に改修。 |
旗后砲台 | 1875年(清朝時代)に建設。1985年、国定古蹟に登録。 |
旗津星空隧道 | 旗後山をくり抜いて造った軍事用トンネル。 現在は、観光トンネルとして整備されています。 |
旗津海水浴場 | 海水浴シーズンは、4~11月。サーフィンもできます。 |
旗津踩風大道 | 海沿い全長15.5kmのサイクリングロード |
旗津海岸公園 | 園内は、遊歩道やサイクリングロードが整備されています。 |
旗津貝殼博物館 | 東南アジア最大の貝殻博物館。 2000種の貝殼の標本が展示されています。 |
雙螺台 | 貝殻のモザイクオブジェ |
旗津彩虹教堂 | 結婚式アルバム用の撮影スポットとして有名に。 虹色のアーチがカラフルなインスタスポット。 |
旗津海珍珠 | 高さ10m×幅16m×奥行9m。 巨大な黄金の貝殻オブジェ。 |
旗津風車公園 | 7基の風車が並ぶ、海辺の公園。 |



momo達は今回、「海岸公園」にバイクを停めて、周辺をぶらりしました







チューしてるみたいで可愛かった~



足元にも、かわいいタイル絵があったね







さすが人気のスポット!
順番待ちの列ができていたわ
『旗津彩虹教堂』は、結婚業者の所有物です。
通常は一般開放されていますが、毎日16:00~18:30は業者の方専用時間となり、一般の人の撮影はできません。
【旗津】 海産物のお土産ならここ!
「旗津」で、お土産を買うなら老街を過ぎたところにあるカラフルな外観の市場がおすすめ。


「旗后觀光市場(qí hòu guān guāng shì chǎng)」
中に入ると、細い通路の両側にずらりとお店が並んでいます。


鮮魚も売っていますが、ほとんどは乾物を売るお店です。
干し貝・干しエビ・フカヒレ・カラスミ・いりこ(煮干し)・XO醤など、料理に欠かせない食材はもちろん
スルメや、さきイカ・まぐろの四角いおつまみ(鮪魚糖)・おつまみタラなど、酒の肴になるものも売っています。





おやつに丁度いい、魚のチップスも売っているよ
基本は量り売りですが、袋入りの商品もあるので観光客も買いやすいと思います。



試食もできるから、味を確認して購入できるのもいいわよ♪
「観光市場」という名前ですが、地元の人も利用するので価格も高くありません。
台北で買うよりうんとお安く、高雄市街で買うより安いかも。
お店Data
「旗后觀光市場」
高雄市旗津區旗津三路1050號
電話:(07)571-3475
定休日:なし
営業時間:
・月曜~金曜日 08:00~20:00
・土曜~日曜日 08:00~22:00
アクセス:フェリーターミナルから徒歩6分
【旗津】まとめ


今回は、2時間ほどの滞在でしたが十分楽しめました。
夏場はかなり暑いので、帽子や日傘などで十分暑さ対策してくださいね。
のんびりと観光するもよし!
海鮮料理を楽しみに行くもよし!
史跡巡りをするのもよし!



夕日の時間帯も素敵よ♪



高雄観光の際、時間があれば是非!!
旗津まで足を伸ばしてみてくださいね!!
つづく