【旬のフレッシュ生ライチ】香り高く甘い生ライチを求めて　No.21

2019-10-032021-08-20

3日目その3 (2018年6月台北・食べっぱなしの旅)

台湾はフルーツ天国

一年中おいしい果物が食べられます。

momo達が台湾を訪れたのは、ちょうど「6月」

マンゴーもいいけど、初夏は貴重な生ライチが食べられる時期です。

ぴー助＆momo

絶対!!
食べて、帰らなきゃ～

【季節限定!!貴重な生ライチ(荔枝)】ライチってどんな果物？旬の時期は？

5月下旬から6月に台湾を訪れたら、是非に食べてほしいのが

『荔枝リーヂー(lì zhī/ライチ)』

『荔枝(ライチ)』は、ムクロジ科レイシ属の常緑高木植物

台湾ではこの時期、主に「玉荷包荔枝」⇒「黒葉荔枝」⇒「糯米荔枝」⇒「桂味荔枝」の順に収穫をむかえます。

種類や環境・その年の天候にもよりますが、収穫は6月の前後約2ヶ月

『ライチ』の最もおいしいシーズンは、5月下旬頃～6月上旬頃

収穫時期が1～2週間と極端に短いんです。

さらに、唐の時代の書物には…

ライチは枝から穫ると

1日で「色が変わり」
2日で「香りが変わり」
3日で「味が変わり」
4日で「色も香りも消えてなくなる」

と、記されています。

とってもデリケートなのね

生ライチは痛みやすく、日持ちしないため冷凍されたものが多く流通されています。

日本へは、1970年頃に伊豆大島(東京の南約120kmに浮かぶ伊豆諸島最大の島)へ伝来

その後、江戸時代の終わり頃には鹿児島・島津藩に持ち込まれ栽培が始まり、篤姫も好んで食べたという逸話が残っているそうです。

【季節限定!!貴重な生ライチ(荔枝)】ライチの美容成分＆栄養成分とは？

『荔枝(ライチ)』は「美の果実」と呼ばれていて、美容成分や栄養素がたっぷり

讃!! 好吃

ライチの美容成分＆栄養成分

葉酸

・「葉酸」は、血液を作る働きがある
　「造血のビタミン」と言われている
　ライチには多くの葉酸が(100gあたり100μg)含まれているので、貧血の予防に効果が期待できる

・「葉酸」は、胎児の生育にも必要とされている
　葉酸が不足した場合「神経管閉鎖障害」のリスクが高くなると言われているので、妊婦さんや、妊娠を計画している方にも効果的

・「葉酸」の1日の摂取基準推奨量
　18歳以上の男女：240μg
　妊婦さん・妊娠を計画している方：480μg

ビタミンＣ

・「ビタミンＣ」は、抗酸化作用・皮膚・粘膜の健康維持に重要な栄養素
　肌を美しく保つ働き・疲労回復効果・風邪予防

・ライチには100gあたり36mgの「ビタミンＣ」が含まれる

・「ビタミンＣ」の1日の摂取基準推奨量　18歳以上の男女：100mg

カリウム

・「カリウム」の主な働きは、ナトリウムと相互作用して体内の水分維持に重要な役割をもっている

　細胞の浸透圧を維持・酸塩基平衡の維持
　神経刺激の伝達・心臓機能や筋肉機能の調節
　細胞内の酵素反応の調節などの働き

・「カリウム」は、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制し、尿中への排泄を促進するため、むくみ解消・高血圧の予防・血圧を下げる効果

・ライチには100gあたり170mgの「カリウム」が含まれる

ナイアシン(ビタミンＢ3)

・「ナイアシン」は、神経細胞で脂質・糖分を分解して、神経を安定させる働きがある

　神経症状 ⇒不眠・不安・うつの改善・集中力維持
　血管拡張効果 ⇒血液の循環を促進・脳梗塞・心筋梗塞の予後改善

その他にもビタミン類・ミネラル類・ポリフェノールが豊富に含まれているので、老化や病気・生活習慣病の予防・美肌効果など様々な効果が期待されています

食べすぎに注意

美容成分・栄養成分たっぷりの『荔枝(ライチ)』ですが、食べ過ぎに注意です。

ライチ病
・南国のフルーツは通常、体を冷やしますが
　「ライチ」は「陽性」の果物で体を温めます。
・そのため食べ過ぎると、過度に体を火照らせてしまい
『怒りっぽくなったり・のぼせ・にきび・吹き出もの・喉の炎症』
といった症状が出ることがあります。
1日5粒程度食べるのが理想と言われています

【台北希望廣場＿農夫市集】台湾各地の農産物が集まる楽しい直売所

この日はちょうど週末

momo

週末ならあそこに行かなきゃね

昨年行って以来、大好きになった場所へ移動します。

MRT善導寺駅の1番か6番の出口から徒歩2～3分

「台北希望廣場農夫市集シーワングゥァンチャンノンフーシージー
(xī wàng guǎng chǎng nóng fū shì jí)」

【台北希望廣場＿農夫市集】季節限定!!貴重な生ライチを求めて

マーケットは、この日も沢山のお客さんで賑わっていました。

『荔枝(ライチ)』には、いくつか種類がありますが

台湾では主に「玉荷包荔枝」⇒「黒葉荔枝」⇒「糯米荔枝」⇒「桂味荔枝」の順に収穫をむかえます。

他にも「翠玉」「吉荔」「旺荔」「玫瑰紅」などの種類があります。

マーケットを見ると「玉荷包荔枝」のシーズンは終わって

「黒葉荔枝」「糯米荔枝」が多く見られました。

主な種類の時期と特徴をまとめてみました。

ライチの種類＆特徴

玉荷包荔枝ユーフェ゛ァバオリーヂー(yù hé bāo lì zhī)
・収穫量が少なく、稀少
・別名：ドラゴンライチ・グリーンライチ
・楊貴妃が愛したライチで、食べるたびに笑みを浮かべていたことから
妃子笑フェイズーシァォ(fēi zǐ xiào/プリンセスライチ)とも呼ばれています

時期：5月下旬頃～6月上旬頃
特徴：大粒で香りが高くとても甘い
種が小さく肉厚でジューシー
黒葉荔枝ヘイイェリーヂー(hēi yè lì zhī)
・台湾で主に栽培されている品種

時期：6～7月
特徴：小ぶりですが、香りがよく「糯米荔枝」より甘い
果肉は歯ごたえがある食感
糯米荔枝ヌオミィリーヂー(nuò mǐ lì zhī)
・改良された品種
・時期が短く、生産者も少ないので稀少

時期：6月下旬～7月上旬
特徴：糯米=もち米の名前のとおり、果肉はもちもちとした食感
酸味と甘味のバランスがいいライチ